手荒れ
手荒れの創面は、防御機能がボロボロに崩れているのでそのままさらしていると、通常ならはじき返している洗剤やホコリ等を侵入させ悪化の一途をたどる事になります。


医院で処方される薬をぬっているだけ、という方の治りが悪いのはそういう理由なので、様々な手袋によって創面へ侵入するものを防がねばなりません。


その手袋選びの際に注意したい点がいくつかあります。

1)ゴム手袋に注意。ラテックスアレルギーがある方には逆に悪化要因になります。
2)手袋の中に滑りを良くするためにパウダーが入っているものも注意。多くは植物性のパウダーなのですが、創面にパウダーがしみて悪化させる事があります。
3)綿手袋の常用も注意。創面から浸出液や血液が出ている時に綿手袋だけを装着していると綿の繊維が傷に固着してしまいはずす時に傷を広げます。

以上のことから、以下のような日常のケアをすすめています。

<創面のケア編>
1)創面にたっぷりと軟膏を外用する。創傷治癒の過程で乾燥は大敵です。
2)その上を薄いガーゼで覆う。ガーゼが分厚いと軟膏がガーゼに吸い取られて創面は乾燥してしまいます。
3)テープでとめる。このガーゼが少しでも湿ったら交換すること。
4)バンドエイド等の傷テープは注意。装着したまま水を使用するとふやけて増悪させる原因となるので、湿ったら必ず交換する事。色んな面でガーゼの方がおすすめです。

<手袋編>当院で取り扱っている手袋は3種です。
1)手袋はプラスチック製のパウダーフリー(中にパウダーの入っていないもの)をおすすめします。
2)写真の左からサイズのぴったりなプラスチック製使い捨て手袋。そうじや庭仕事、洗髪時などにおすすめです。
3)写真右は大きなぶかぶかの使い捨て手袋。食品を触るときに便利です。
 また、夏はお薦めできませんが、冬には軟膏をたっぷり塗った手をこの手袋に入れて口をテープで閉めて就寝する密閉療法も効果が高い治療法です。
4)写真中央の綿手袋。
 案外、治療効果が薄いように感じます。見た目が恥ずかしくて隠す目的で装着する人も多いようですが、その場合も手袋の下に上記のような軟膏とガーゼ保護をしてから装着する方が効果的です。使い捨てにしにくいので、雑菌の温床になりやすいので要注意。

当医での治療は、

・内服
・外用
 保湿剤
 非ステロイド外用
 ステロイド外用
・抗アレルギー注射
・スーパーライザー照射

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